最近すっかりドキュメンタリー映画ファンになった私。つい最近この映画の存在を知りました。(けずさん、サンクスです!)
これは、どうしても観たいですね。また、多くの人にもぜひぜひ観て欲しい作品です。
予告編を観て頂ければ分ると思いますが、ひとことで言えば、犬や猫たちが捨てられていく背景と彼らを救う人間たちの話。詳しくは、公式ウェブサイトを是非ご参考ください。
監督: 飯田基晴
公式ウェブサイト: http://www.inunekoningen.com/
厳しい言い方になりますが、日本は動物愛護発展途上国だと思います。それは私にとって、アメリカに来た時はじめて知った驚きでもありました。ペットショップで売られる生後まもない仔犬や仔猫たち。ぺットブームを仕掛けるメディアとそれを追う消費者。ブームが去った後に残るのは、売り残ったペットたち、飼い主に捨てられるペットたちの悲しい運命です。でも一方で、彼らを救おうとする人達もたくさんいます。とはいえ、まだまだ欧米に比べたら少ない方ではないでしょうか。
アメリカでは、ペットショップで犬・猫を購入する人はかなり少ないと思います。ペットショップ自体少ないからとも言えるけど、基本的にレスキューシェルター(動物を保護し、里親を探す施設)から購入する人がほとんど。純潔種のいわゆる血統書付犬種を購入する場合は、専門のブリーダーから直接購入するのだそう。それでも、一般的に純血種にこだわってる人って、日本に比べたら少ないのではないでしょうか?
また、法律上と自治体の活動上の違いも日米間では大きいかもしれません。アメリカにはアニマルポリスなるものが存在し、動物の虐待に対する取締りはかなり厳しいものです。州によって法律は異なりますが、一番厳しいときは重罪(felony)になります。それと虐待でレスキューされた動物、飼い主に見放されたペットたちを保護し、里親を探すレスキューシェルター施設も多いです。なかには、安楽死を行わない施設もあります。
そして、飼い主の責任放棄を未然に防ぐため、シェルターから購入する時でさえ、飼い主としての適正質問を受け、署名させられます。例えば、「家族の意見は一致してるか」はもちろん、「自宅には充分な広さの塀付きの庭があるか」とか、「経済的に余裕があるか」とかいった質問を受けます。
ペットショップで購入する事が悪いとか、ペットショップ自体が悪いとか、純血種にこだわるのが悪いとか、私は決して二極端に審判を下して言ってないのでご理解くださいな。ただ、いつも思うのは、ブームに影響され「かわいい」だけでペットを簡単に買って、手に負えなくなったら捨てるという行為は絶対してほしくない。あと、高いお金を出してペットショップで購入するだけが選択枝ではないこと。シェルターで購入できるという選択枝がいつもあると言う事も念頭に置いてほしいですね。シェルターで購入することは、「ひとつの命を救うこと」になるのですよ。
ところで、クロちゃんが亡くなってから一ヶ月経つんですが、うちのハチが急に歳を取った感じで寂しそうなんです。だから、そろそろハチの相棒探しをしようかなと計画中。その時はもちろん、地元のシェルターに行きますよ!
さて、話戻ってこの映画。アメリカでも観れるかな?
最後に、この映画について動画をもうひとつ見っけたので貼って置きます。正直私は泣いてしまいました 😥
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