アメリカはここ、クリーブランド。

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私の日常日記

英語力というトラウマを克服するためにできる事

唐突ですが、実は「英語」に対するトラウマをもってます。それは、どんなに長くアメリカで生活していても、うまくスムーズに英語が話せない自分がいるからです。そして、たまに家族以外の人たちと会話して、うまく話せないことに気づき落ち込むことがあります。

このトラウマは、大学卒業後初めて受けた就活の面接で、さんざんBroken English(壊れた英語)と冷笑されてできた心の傷です。その後、雇ってもらった大学教授にも、似たようなことを言われ、もっと勉強するように言われたからなんです。ちなみに、夫と彼の家族は一度たりとも、私の英語をバカにすることはありませんでした。

英語以外の外国語を話さない人に、英語が下手だと言われるほど理不尽なことはありません。だって、二つの言語を操ることの難しさを知らないからです。夫は、外国で育った事もあり、海外出張も多かったせいか、その辺の難しさを十分理解してます。

でもアメリカしか知らない人たちは、平気で壊れた英語を指摘することがあるんです。会話してても、「あ、この人、私の英語を聞き取るのに不快になってる」と、表情から気づくことありません?それくらい自覚してるから、あえて言われると傷つくんですよね。

でも事実だから仕方ない。できないものはできないんだもんね。ただ勉強し続けるしか術はありません。ここで育った事がないアメリカ在住者なら皆が、自覚する苦い経験ではないでしょうか。私の場合特に、23歳で自力で勉強をしにアメリカにやって来たという背景から、劣等感は人並み以上にあったかもしれません。

たまに周りから「えっちゃんは、ここで大学を卒業してるからそんな事ないでしょ?」と言われる事があるけど、それは違います。大学で勉強をしたからと言って、自然に英語がうまくなるわけでもありません。ましてや、ただ住んでいるだけでは、うまくならないし、家族が英語を話すからと言ってうまくなるわけでもないんです。

そりゃあ、日常生活を送る上で困らない程度には、英語は上達しますよ。それはホント。でも人ってある程度コンフォートゾーンに入ると、それが心地良過ぎて努力しなくなるんですよね。たとえ日常会話やテレビで分からない単語があっても、なんとなく話の流れは理解できるから、それ以上追求しないようになるんです。よっぽど必要な情報じゃない限り、「わからなくても、ま、いっか」と言った思考に陥るようになります。

でも、これってホントにダメ。この思考の癖のままだと、本当に英語はある一定のレベルで止まってしまいます。私がそれを実感するようになったのは、やはり子供たちが生まれてからです。

そして、彼らのボキャブラリーレベルが高くなればなるほど、「やばい。何を言ってるかわからない。会話についていけない。」と焦るようになりました。

そこで、それを克服するために、数年前から始めた習慣がこれ。

  • 読書習慣
  • 公共ラジオ(NPR)聴取習慣
  • 音読の習慣
  • 英語で日記
  • 積極的な英語ソーシャル

読書習慣

読書に関しては、以前もここでちらっと書きましたが、オンライン新聞からはじまり、子供たちがかつて読んだ児童書を就寝前に読む習慣です。そして、わからない単語があったら、単語帳に英語で意味と例文を書き留めてめておく。たまに時間がなくてできない事もあるけど、これをできるだけ習慣付けるようにしてます。

最初は、1日にひとつ興味がある新聞記事を読むだけで十分だと思います。地元紙でもいいだろうし、テレビ局の記事でもいいだろうし、とにかく英文に慣れることから始めた方が負担にならないと思います。

児童書も、絵本から始めて十分です。簡単な絵本から始まり、小学校2年生レベルのチャプター本(Chapter books)に移り、ゆくゆく中学生レベル(Youth Level)にレベルアップしてもいいと思います。私は読書がもともと苦手なので、まだチャプターブックに留まってますが、いつかレベルアップできるように頑張りたいです。

NPRラジオ聴取の習慣

NPRラジオは毎日家事をしながら、車の運転をしながら、そしてクラフトアート製作をしながら聴いてます。NPR以外は聴いてません。NPRの良さは、ニュースはもちろんエンタメ、そして雑学や化学といったいろいろな情報を得れるからです。聴いているだけで、たまにナショナルジオグラフィック誌を一冊読んだ気分にもなってしまうくらい、ものすごく勉強になるんです。もちろん聴いてる最中に、わからない単語が出てくることがあります。特に車の運転中にそれがあると、書き留めたくてもできない状況なので、わからないままという事もよくあります。それでも、何度も出てくるわからない単語は、頭の中で繰り返して発音して覚えておくようにし、帰宅してから調べるという習慣は心がけてます。

最近NPRの番組に詳しくなり、特に好きな番組や運転中に全部聞けなかったものは、あとでポッドキャストで聞き直してます。聞き直しって本当に良いですよ。内容があいまいにしか理解できなかった場合は、特に復習の意味もかねて記憶に残りますからね。たまに、聞いたフレーズがぽろっと無意識に会話で使えるようになった時なんか、ものすごく嬉しくなますよ。

音読の習慣

これは、お子さんをお持ちの方は、すぐ実行できる習慣だと思います。私は、子供たちが生まれて以来ずっと就寝前の読み聞かせとしてやってます。音読する時、発音に注意しながらすると更に効果的です。絵本を卒業して、チャンプター本に移った場合、1章だけでも十分だと思います。そして、分からない単語があった場合、一緒に調べて勉強する。親子の絆も深まるし、親子の読解力も深まるので万々歳です!

音読とは少し違いますが、お子さんがいらっしゃる方は、一緒に子供番組を鑑賞するのもおすすめです。子供の日常会話で使うフレーズや形容表現を、絵本と合わせて勉強できます。私は、ディズニーより断然PBS(公共テレビ)が好きなので、お薦めしておきます。

英語で日記

実は英作文は、一番苦手なんですよ。だからあえて勉強として書こうと思わなかったのですが、数年前から徐々にソーシャルメディアで英文のみで投稿するようになりました。インスタやフェイスブックだっと編集機能もついてるので、あとで自分の文法的間違いを修正できますし便利です。

実は今就活にあたって、オンラインポートフォリオサイトを制作中です。ビジュアル的なポートフォリオはもちろんですが、日本語のブログで書いてるような事も、英語で書けるようになりたいと思ってます。

私が今読んでる就活ガイド本のひとつWhat Color Is Your Parachute?の自己診断エクササイズのひとつに、「自分が人生で何を達成したのか?」というテーマでエッセイ7つを書けとあったので、それをきっかけにエッセイを英文で書く練習もはじめました。

もちろん文法や言い回しの間違いはありますよ。でも先述した読書とラジオ視聴を習慣付けてるおかげか、文章作成が思った以上にスムーズにできるようになりました。とにかく英語で考え書く習慣をつける事が大事だと思ってます。そして、何度も読み直し修正する。この繰り返しで、英作文が面倒臭いものから楽しいものに変わりました。

積極的な英語ソーシャル

日本人が一番苦労するのは、英語でのソーシャルではないでしょうか。見知らぬ人と小話をする習慣がほとんどない日本社会で育った日本人が、アメリカで一番最初に経験し躊躇してしまうのは、お店などで見知らぬ人に話しかけられるという状況。これに慣れるまでけっこう私も時間がかかりました。とっさの反応とか、けっこう難しいんですよね。

それと初めて知り合った人たちとの会話も繋げるのに凄く苦労します。だってボキャブラリー数少ないし、それ以上に文化自体を詳しく知らないから、文化に関わるフレーズとか理解できな事多いですからね。

アメリカ生活が長くなるにつれ、家族や友人との交流で徐々に会話力は伸びるのですが、全く知り合いがいないソーシャルの場での会話力はスキルを要すると思います。スキルを伸ばすにはやっぱり経験を積むしかないんですよね。

コミュ障気味だった自分は、あえて自分をそういった場に身を置くように努力しました。子供達が生まれる前は、仕事のネットワーキング目的でウェブデザイン関連のミートアップに参加したし、子供達が生まれてからはツインズクラブという非営利団体に入りボランティアもしました。

今も娘の学校でPTO(日本で言うPTA)に入りボランティアを積極的にしてます。それで最近感じることは、自分のソーシャルスキルがずいぶん上達したという事です。初めての人でも、そんなに緊張しなくなったし、何度も言ってる挨拶フレーズは自然に口から出てきます。英語だとかなり吃る方だけど、それも以前ほどひどくなくなってきたように感じてます。

ソーシャルする上で重要なのは、たとえ会話が途切れ邪魔になる可能性があっても、相手の言ってる事がわからない場合は、とにかく聞き返す・質問する。わからないのにわかったふりをするのは、相手に対して失礼だし相手もそれを感じとりますからね。そう、かつてそれをやってた自分は、あとで後悔したものでした。

あと、先述した英語で日記やエッセイを書く習慣をつけるようになると、英口語での表現力もあがります。これは面白いなあと思ったのが、よく会話でいろいろ自分のバックグラウンドを訊かれる事があったのですが、なかなかうまく表現できない事がよくありました。でも、英語で考え書くようになったら、以前よりうまくスムーズに表現できることに気づきました。読み書きは本当に重要ですね。

まとめ

こんな事、アメリカ生活をしてる在米日本人なら、おそらく十分理解してる内容ですよね。私があえてここで書いてる理由は、自分への覚書目的です。とりわけ自分の努力をアピールしてるわけではもちろんないし、余計なお世話的に誰かにアドバイスしてるわけでもないです。

それでも、このブログを読んでる誰かが共感し、その人のために参考になりえるのなら、それ以上嬉しいことはないのは確か。

英語力だけではなく何においても、人間ってコンフォートゾーンに入ると、心地良すぎてそれ以上の事をする努力をしなくなるんですよね。それで良いのか悪いのかは個人の問題ですよね。ただ、自分の場合は「それはヤバい」と感じたので、たくさん悩みいろいろ考えて行動しました。

特にアメリカでの就活は、英語ができないと達成できません。日本語ができる事がプラスになるような職は、この中西部では日本企業が集中してる地域以外では転がってません。就活で苦労した自分なので、今英語力アップに集中してるんです。

本当に英語の勉強は終わりなきトンネルそのものだと思います。でも赤子育児と違い、そんなに暗い事ばかりじゃなく、むしろ実行するたびに成果が出るので楽しい、まさに明るいトンネルそのものだと思ってます。

なにに置いても「やってる」プロセスを楽しむ事が、長く続けることに繋がるし、自分への大きな糧になるのではないでしょうか。

悩むなら行動する!それをモットーに明日からまた頑張りたいと思います。

就活一年半が過ぎて学んだこと

たぶんここでもちらっと書いてたからご存じの方もいると思うけど、実は去年の3月くらいから本気で就活を始めてました。

で、就職できたかというと?

いえいえ、まだまだ😅

やっと第一回目の求人応募を済ませたばかりですよ。

はい、就活活動を始めて以来初めてちゃんとレジュメ(履歴書)とカバーレターを送って応募 したんです。

そこで、あれ?そんなの何度もやってるから珍しい事じゃないよね?あえてブログ記事にする意味ってある?なんて思う方もいるかもですね。

でもね、私にとっては特別だったんですよ。大きな大きな人生の第一歩だったんです!だって、初めて自分でリサーチし、就活ガイド本も数冊読んで、自分の言葉でレジュメとカバーレターを書いたんですもん。

正直こんなに就活に力を入れたのは、数十年ぶりですよ、数十年ぶり!

私、アメリカ在住25年ですから、かつて就活をした事はもちろんありました。でも恥ずかしいことに、結果は大惨敗だったんです。結局どこの企業にも雇って貰えなかったというのが厳しい現実だったんです。

その後、幸か不幸か、大学の恩師のお誘いがあり、アシスタント職を得ることができました。そして、アシスタントをしながら、ウェブデザインの独学を積み、とりあえずフリーランスの仕事にありつくことはできたんです。

それから、口コミから色々な縁に恵まれ、大金を稼げるほどではないけど、とりあえずフリーランスウェブデザイナーという職業を語れる程度にはなっていたんですね。

そう、双子が生まれるまでは。。。

双子が生まれても、できる範囲内で仕事はしてたけど、積極的に就活なんてやっぱり無理ですよ。だから小さなプロジェクトを粉しながら、事実上は主婦のように家事と育児に大忙しな毎日を送ってました。

そして、パンデミックも終わりやっと!娘も小学校に上がり、やっとまとまった時間ができました!ということで、就活を本格的に始めたというわけです。

さて、肝心の「なにを学んだのか?」というとですね。一言で言ってこれですね。

就活は忍耐

どの就活ガイド本を読んでも、これは強調されてるポイントだと思いました。忍耐無くしては成功はないという事なのだと思います。

それと、就活のスキル

仕事の探し方、職業系ソーシャルメディアの使い方、レジュメの書き方、カバーレターの書き方、インタビューの受け方、そして応募する仕事の選別の仕方などなど、就活における重要な知識を熟知してないと成功はないという事のようです。

まだ成功もなにもしてないので、全くもって説得力ないと思いますが、今までそういった就活スキルについて深く考えもしなったので、今回いろいろ本や専門サイトで勉強して、突然霧が晴れるような気持ちになりました。

そりゃあ世の中そんな事までしなくても、知人や友人の紹介であっさり就職する人もいますよ。事実、アメリカは結局コネ社会ですからね。誰かの紹介というネットワークはかなり強みがあります。

でも、私はそういった特権はもってません。しかも、ウェブデザイン業を続けるか迷ってましたから、キャリアチェンジも視野に入れ、一から学ぼうと自分で決心したのです。

側から見たら、一年半もなにしてたの?と言われそうですよね。でもね、幼児ほど手がかからないとはいえ、家事と育児を両立しながらの就活は時間が掛かるものなんですよ。近道なんて、コネでもない限りありえないんです。

それに、自分が納得いく就活をしたかったんです。幸運なことに、夫が毎日我が家のために稼いでくれてますから、なにも焦って就活するという状況ではありません。じっくり次のキャリアを考慮し、自分が人生でなにをしたいのかを考えながら就活しようと思ったんです。

だから焦らずゆっくりこの一年半、就活ノウハウの勉強に勤しんできました。

正直この一年半は楽しかったです。たまに焦る気持ちにもなったけど、概ね学ぶこと自体が楽しかったですね。二十数年前の就活は辛かったから、本当に天と地の差ですよ(笑)

人間というのは、心の余裕があると人生の捉え方が変わってきますよね。あんなに惨めだった二十数年前の就活が、今や懐かしくも感じ、あれもあれで人生に必要なプロセスであったとポジティブに受け止める事ができてます。これはまさに失敗から学んだ教訓でもあるのでしょう。

今回応募した求人がうまくいかなくても、おそらく私は落ち込むという事はないと思ってます。なぜなら「勉強し挑戦する」プロセスを楽しみ、それを自分の糧にしてるからだと思います。自分の糧になったものは、自信へと繋がります。そして、「自信」こそ揺るぎない行動への原動力であるからです。

息子がある日、「どうして自分はこんなに頑張ってもプロみたいにうまくなれないのだろう?」と呟きました。そこで、私はこう強調しました。

「練習したり、学んでいる過程にフォーカスして、それを楽しむようにしてみては?」

まだ人生の経験が浅いティーンだから、納得がいった様子はなかったけれど、いつかその意味がわかる時が来ると、私は信じてます。

最後に、最近興味深いNPRのポッドキャストに出会ったので、ここで紹介しておきますね。英語なので、ある程度英語がわからないと理解できないと思いますが、興味がある方はぜひチェックしてみてください。

大まかな内容は、「失敗」というものをあらゆる面で化学的に分析・考察し、ケーススタディと共に「失敗」と「成功」の関連性の謎を紐解くといったものです。

これを聴いて、なるほど!と感嘆し、「なんだ!自分の人生って失敗ばかりだったけど、そんなに悪くないじゃん」と思えるようになったんですね。特にパート4のエピソードは、聞く価値がかなりありました。

英語を母国語としない在米日本人にとって、就活は大きなハードルだと思います。でもコネもない人たちにとっては、努力なしでは超えられないハードルなのが現実です。

そのプロセスは大変だけれど、できだけそのプロセスを楽しむにようにしてみてください。結果ではなく、そのプロセスを楽しむことにより、先に進むことができるのは確かです。

さあ、また勉強にもどりますよ〜。お互いがんばりましょう!

脱ソーシャルメディアで得たもの

と言っても、完全にソーシャルメディアから脱したわけではないので、多少「釣り」っぽいタイトルではあるのですが、最近あるソーシャルメディアのアカウントを消して得たものについて書きたいと思います。

実はパンデミックちょっと前から去年暮れまで、某ソーシャルメディアにハマってました。そして、ハマりのピークはやはりパンデミックです。そう、そのソーシャルメディアとは、今や陰謀論や誤情報で溢れかえる「ペケ」(はっきり名称を書くのも嫌なんで)ソーシャルメディアのことです。

以前はあんなに荒れてなかったんですよね。誕生したばかりの2008年にアカウントを作って、それまでブログで交流してた方々とゆる〜く会話する場であったんです。使い方がイマイチわからなかった当初は、そんなに頻繁に投稿してたわけではありませんでした。

ハマり出したのは、娘が産まれたばかりの時あたりかな。そして、徐々にハマり出した理由は、育児に追われ自由な時間がないから、家事・育児をしながら簡単に見れるソーシャルメディアに精神安定を求めてたからでしょうか。育児の愚痴や日常で楽しかった事など手軽につぶやけるし、即座に同じような境遇にある方々の反応を貰えるから、まさに瞬時に脳内ドーパミンが大放出状態ですよ。

人からもらえる「共感」の言葉は、この上ない精神の安定を与えてくれます。でも自己肯定感に大きな拍車をかけ、時には暴走し過ぎてつい「承認要求」に苛まれる自分にも気づくんです。もっとみんなの反応を貰いたいという自分がいて、そんな自分に恥を覚えるもう一人の自分がいました。

一方それだけではなく、なかなか抜け出せなかった理由は、もうひとつありました。それは「情報」です。政治的にも社会的にも詳しい専門家や識者の情報は、ただニュースメディアを追ってるだけでは得られない特別なものがあります。つまり「実はこの背景にこんな事があった」といったような裏情報などです。

ただ、そういった情報は、時には「意見」なのか「事実」なのか、識別し難いというのが大きな問題でもあります。陰謀論は、おそらくそうやって世間に広まり、徐々に浸透して行ってるのでしょう。だから「陰謀論」にハマっている事にも気づかない人も多くいるのだと思います。

とにかく、今年に入ってあの「ペケ」ソーシャルメディアは、オーナーが変わってしまったのをきっかけに、メディアの方向性も180度変わってしまい、「炎上」目的でしか使わない人で溢れて返ってしまいました。そんなネガティブオーラに包まれるところに何を得るのか?という問いに得た自分の答えは「使用をやめること」でした。

とはいえ、あの空間で割と平和だった時代に得た出会いは、かなり貴重なものがあります。著名な著者や学者の方々との繋がりは欠けがないのものでした。ですから、完全にあの空間を去るのは、正直心苦しさを覚えたのは確かです。

でも、前述したように、あの空間が大きく変貌を遂げたのをきっかけに、賛同できない識者の方々はどんどんあそこを去って行ったので、私も彼らが移動した先「マストドン」*にも引っ越しました。たとえ以前ほど広範囲はないとはいえ、お互い築いた信頼の上に繋がってる方々とは引き続き交流できるので、緩く繋がり深い話ができるのは新しい発見でもあります。

私は基本的に、スマホの通知はテキストと電話以外は切ってます。なぜなら、スマホに自分の生活をコントロールされたくないからです。なにか通知があるたびに、やらなければならない作業を中断されるのは大きなストレスになるからです。そして、中断され、結局達成できなかったと言う事に落胆し、最終的には幸福感を得られないからです。

だから、たとえその他ソーシャルメディア的アプリ(私の場合、インスタとピンテレスト)をスマホで使ってても、通知は完全に切ってますし、投稿するより見る専門にして、うまくソーシャルメディアと付き合うようにしてます。フェイスブックは、アプリさえインストールしてないので、ブラウザから気分によって投稿したりしてますが、あまり時間は費やさないようにしてます。

さて、肝心の「脱ソーシャルメディアで得たもの」なのですが、結局のところ「幸福感」です。直接得たものは「アナログ時間」ではありますが、スマホやパソコンを見ない自由な時間で得たものは、やはり「幸福感」そのものなのです。

なぜなら、そんな自由な時間に、私は読書をしたり、クラフト・アート制作に打ち込んだりするようになったからです。誰かの反応を気にせずに、自分のためだけに費やす時間は、この上ない達成感と幸福感を与えてくれます。特に就寝前に、こういったアナログ時間を設けると、睡眠の質もずいぶん違うことにも気づきました。

質の良い睡眠は、翌日1日の生産性を高め、よりよい幸福感を与えてくれます。だから、よっぽど必要なことがない限り、就寝前のアナログ時間を意識的に取り入れるようにしてるんです。

私がハッピーだと、家族もハッピーになります。これ、嘘のようで本当のこと。子供達がハッピーだと、子供達も意欲的になり、学業成就に繋がってると信じてます。まあ、飽くまでも私個人の経験から言えることですがね。

最後になりましたが、「スマホとソーシャルメディアとメンタルヘルスの因果関係」が学術的にも立証されてるので、それに関する記事の数例を貼っておきますね。

  1. 「How Our Relationships With Our Phones Affect Us」(NRR 1A より)
  2. 「SNSが10代のメンタルヘルスに及ぼす悪影響とは 米公衆衛生のトップが勧告」(Yahoo!Japanより)
  3. 「メンタルヘルスの専門家が明かす、ソーシャルメディアを休むことの重要性とその具体的な休み方」(Business Insiderより)

10代だけではなく、大人も十分影響を受けてるので、なぜ自分は満たされないのか?なぜ幸せではないのか?とお悩みでしたら、一度スマホやSNS断ちするのも良いかもしれません。

「マストドン」(=mastdon)とは、分散型ソーシャルネットワークで、従来のソーシャルメディアとは異なり、サーバーが分散されており、それにともない所有する企業の存在はほぼ無く、サーバーごとに企業であったり、個人であったりと様々です。

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