気がつくと約一年ぶりの更新です。
ご無沙汰しておりました。といっても、このブログを追いかけてる人はもう殆どいないくらい放置し続けてるので、誰に向かって書いてるのか不明ですが、とりあえずちゃんと生きてます。いや、元気です。。。と伝えてみます。
実はこの一年いろいろありました。忙しくて忙しくてブログを書く時間も心の余裕もなく、いっそこのブログを閉じてしまおうかと思ってました。
というのも、ウェブデザイン職から足を洗ったんです。ずっと細々とやっていたけど、コロナで完全に仕事をとらなくなって以来、キャリアチェンジをずっと考えていたんです。ウェブサイトは生き物ですからね。管理が本当に大変だし、最新技術に追いつくのも中年になるとしんどくなります。
だからもういいかなって思ってたんですね。それで去年暮れから再就活を始めてました。去年のブログ記事でどれくらいこの辺に触れていたのかわかりませんが、教育など公共サービスや非営利団体に焦点を当てながら就活してました。
でも経験がない人にとっては厳しい現実でした。そういえば、二十数年前にこちらの大学を卒業した時もそうでしたから、これはアメリカでの就活状況の普通なのかもしれません。すんなり就職できる人は、よっぽどラッキーか、よっぽどその企業が人手不足かのどちらかなのでしょう。そう、この国はつまるところ、人脈がないと仕事にありつけない国なのです。
ということで、私は求人3件応募後に落選したのを機に、地元の非営利団体(移民をサポートする団体)主催の人脈を広げる目的で設けられたイベントに参加しました。そこで出会った若い女性と知り合いになり、彼女が当時インターンをしていた図書館を紹介してもらいました。
経験を積むしかないと思ったので、彼女の話をよく聞いて、インターンに応募したわけです。というか、私が彼女のマネージャーに直接連絡して「インターンしたいです。」と熱烈メッセージを送ったんですがね。
とにかく無給インターンですから、もちろん賃金なしです。50歳を目前にして、無給インターンを始めた自分に、少し躊躇はありました。これで本当によかったのか自問自答しましたが、とにかく経験を積むと言う目的が近道だと信じ、この夏から約3ヶ月間インターンを続けました。
そしてついに、11月初めに正規採用になったのです!
実は狙ってた役職ではありません。しかもフルタイムでもなければ、福利厚生を含むベネフィットが付与されるわけではない、パートのお仕事です。でも厳密に言うと、狙ってた役職の一歩手前の役職なので、図書館の仕事内容は全体的になにかしら被ってることもあり、経験を積めるしいい勉強になると思いました。だから給与は少し低いけど、この仕事を引き受けることにしたのです。
それより私は、給与うんぬんより、この図書館で働き続けたかったんです。とにかく、そこで働く人たちも環境も最高だったから。組織的にも多様性とインクルーシブネスを重視し、マイノリティとして安心して毎日働けるこの環境が、今まで自分がずっと待ち望んでいた理想そのものだったからです。
たとえば、マイノリティが胸を張って社会の不公正を語れる環境。マイノリティがマジョリティに気を遣って言葉を選ばなければ行けないという暗黙の了解も存在しない環境。LGBTQ+の背景をもつ職員が、胸を貼って自身を語れる環境。たとえハンディキャップを持つ身でいても、部署の上層部で活躍できるという環境。女性であっても、かつて男性優位であった職種の管理職につける環境。
そして、なによりも自分自身の能力と経験を評価してくれ、励ましてくれる優しい人たちで溢れている環境なのです。だから私は私でいいのだと自然に振る舞える場所がここにありました。
ここで働くには、通勤に30分かかり、さらにパーキング代もかかるという不都合はあります。でもそれだけの価値があるから、私はここで働き続けたいと思ってます。早ければ来年か再来年に、最終ゴールであるフルタイム職に就きたいけれど、それもそれで運ですから、焦らずにゆっくりここで楽しみにながら経験を積んで行きたいなと思ってます。
いい職場というのは存在します。そして、そこに自分の価値を受け入れてくれるポジティブで優しい人たちは必ずいます。なにを人生で重視するのかは人それどれですが、私は50歳を目前に仕事というのはお金を稼ぐだけが全てではないと気づきました。自分のメンタルに良い職場こそ、やりがいもあり、そして自分自身を幸福に導いてくれると気づきいたわけです。
また「幸福は自分自身で行動して得るものだ。」とつくづく実感してます。今回失敗を機に思い切って行動したことにより、天職を得て幸福を手に入れたわけで、思い立ったら悩まず行動することの大切さも知りました。
行動を起こすまでにもちろん悩むわけですが、その時に支えてくれる友人たちの存在はかなり大きいかったです。私という人間を理解してくれる友人、応援してくれる友人、悲しいときも寄り添ってくれる友人。。。私は本当に友人に恵まれているとつくづく思うのです。彼女たちには本当に感謝しきれません。
また、幸せをもたらす要素とは、自分が自分に正直になり、自分という人間を認め受け入れ、自分軸で決断し行動することだと思います。それは仕事に関することだけではありません。人間関係にも言えることです。いや、むしろ人間関係も職場に関係するので、自分自身の幸福は全てに繋がってるのではないでしょうか。自身が幸せなら、他人も幸せにできるということ。つまりポジティブオーラはポジティブオーラを引き寄せ、ネガティブオーラはネガティブオーラを引き寄せるという世界共通の法則に関連するのでしょうね。
これから家事・育児と仕事の両立で忙しくて、このブログはまた一年放置する可能性はあります。そして、またこのブログを閉じるか否か考える時が来るかもしれません。
実はこの夏の終わりに、初めて会った方からこう言われました。ずっとブログを読んでるんですよ〜って。
すごく嬉しかったんです。ああ、どこかで私のブログを読んでくれてる誰かがいて、ずっと見守ってくれてるんだなあって、感慨深くなりました。基本的に自己満足で書いてるので、こういった誰かの言葉は予想外のことで、大袈裟に聞こえるかもしれないけど、大きな希望を与えてくれるんです。
改めてこのブログを読んでくださりありがとうございます!
今年ももう残すところ1ヶ月しか残ってませんが、なんとかこの忙しい年の瀬を乗り切れるように、お互いがんばりましょう。
生きてる限り大丈夫!明日は明日の風が吹くから大丈夫!
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