妊婦が胸を張って生きて行ける社会

。。。がアメリカだなと、改めて最近実感することがありました。

臨月も後半に入りペンギン歩きの私は、誰から見ても「今にも生まれそう」な容姿で、お店や街行く人に必ず声を掛けられます。そう、こんんな会話は日常茶飯事。

あるおばさん「予定日はいつ?」
私「約2週間以内かな」
あるおばさん「あら、もうすぐじゃない!暑いから大変でしょう?性別はもうわかった?」
私「女の子よ」
あるおばさん「女の子は楽しいわよー、私もね。。。(彼女の話がしばらく続く)」

ってなカンジで、大抵は育児卒業したおばちゃんに話しかけられて会話が数分続くんだけど、みんな嬉しいそうに話して別れ際に「涼を取ってねー」とか「神の恵みを!(God bless you!)」とか言ってくれるんですね。

しかも会話だけじゃなくて、お店のレジでは先を譲られたりすることも多いし、駐車場ではカートを戻してくれたりするおじさんや若いにーちゃんにまで出くわすものだから、ああ、この国は妊婦に優しい国なんだな~って改めて思ったのでした。

IMG_1423私は日本で妊婦生活をしたことがないので、ネット上のニュースでしか事情を知ることはないけど、悲しいことにあまり良い話を聞きません。日本の妊婦さんは肩身が狭くて、おちおち電車にも乗れないって。マタニティマーク(妊婦バッジ)でしたっけ?それに纏わる論争や怖い体験話をよくネット上で見かけるんだけど、やっぱり本当なのでしょうか?そういった祖国の冷たい社会の側面を知ってしまうと、なんだか悲しいというか、もう切なくなってしまいますね。

また、妊婦だけじゃなくて、子供連れも含めて弱者には冷たいという話もよく聞ます。それが首都圏だけの話だったらアメリカでもありえるかもって思うけど、実際はどうなんでしょうね。。。私が住む地域は都市ではないし、どっちかって言ったら田舎に近いから、人はみんな弱者に優しいと思う。自分が育った故郷の岩手はどうだろうか?ってふと思うけど、去年帰省した時だけの経験から言えば、子連れの自分が冷たい対応を受けた経験はほとんどありませんでした。むしろ、ローカル列車では暖かく話しかけられたりして、良い経験ばっかりでしたが。。。

とにかく、日本も特に首都圏も弱者に優しい社会になって欲しいなって思うのでした。私が購読してるウェブマガジンIt Mamaの記事にもあったけど、まさに子供は「小さな宝物」だと思うのです。それは「社会の宝物」であって、そんな宝物を宿す妊婦も同じように優しく扱われるべきだと思う。優しく暖かく扱われる妊婦は、しり込みするどころか、胸を張って生きて行くべきだし、それが当然であるべきなのでは?と思うのですが。。。いつになったらそんな社会が日本にやってくるのか、外野で眺めるしかできない私は、ここで一人つぶやくことしかできないのでした。

最後にめちゃくちゃ関係ない話題だけど、写真は2,3日前にやってきた鹿の親子です。それと下の動画は、庭に飾ってるこいのぼりに興味をもった双子ちゃんの様子。