実は今、会員制のウェブサイトを作ってます。今回の会員制のウェブサイトは、機能的にはかなりシンプルで、ソーシャルメディアサイトと異なります。

以前「s2memberとBuddyPressで作るプライベートソーシャルメディアサイト」という記事を書いて、けっこう反響があったんですが、機能上とユーザビリティ上にいろんな不具合もあって、結果的には5★とは言い難い出来栄えでした。そこで前回の経験から学んだことはいうと?そう、これなんです。

ウェブコミュニティを作るなら、あえてソーシャルメディアにしない。

つまりメンバーが情報交換できるだけの簡単でシンプルなものです。そこにちょっと写真付きプロフィールも載せれたたら、それで充分!

っていうのも、フェスブックをはじめとするソーシャルメディアが普及している昨今、ソーシャルメディアに対する考え方は多様化してます。フェイスブック好きの人はそこを離れる事はありませんし、フェイスブックに距離を置いてる人は、フェイスブック的なサイトにも距離を置きます。でも、ちょっとしたプライベートサイトを作って、情報交換の場をウェブ上に作りたい!となると、ユーザーを惹き寄せるブランディングを考えないといけません。だから、あえてソーシャルメディアにしない!というのを思いついたのでした。

さて、本題のUltimate Memberプラグイン。基本的には、ソーシャルメディア的ウェブサイト構築を目的としてるプラグインです。でも、無料で提供されてる機能は大まかに言って、サイト全体の会員制プライベート化で、ユーザーが写真付きプロフィールを設定できる事くらい。

言い換えると、フェイスブックにあるプライベートメッセージ機能や、タイムライン、ウォール書き込み、ソーシャルシェア機能、ユーザーオンライン機能などなどが無料バーションには付属してません。逆にその機能が欲しいのなら、有料バージョンを購入することお勧めします。

また、このプラグインは、掲示板的機能はありません。じゃあ、どうやってユーザーメンバーは情報交換をするのかというと?有料版にはBuddyPressと相互性があるモジュールがありますが、私はWordPressの基本機能である、ブログ投稿機能を完全プライベート化して利用することにしました。つまり、ユーザーが投稿者というユーザー特権を登録時に与えれられ、メンバーに何かお知らせや情報交換を求めたいときに、ブログ投稿するというカンジです。

この無料版プラグインには、投稿お知らせメール機能がありません。有料版にはあるみたいですがね。お知らせ機能はとても便利なので、その対策として、MailPoet Newslettersプラグインの自動更新ニュースレター機能を利用することにしました。他にも足りない機能はあって、例えば投稿一覧ページ表示なども、Posts In Pageというプラグインで補うことにしました。あと、s2Memberプラグインにあってすごく便利だったコンディショナルショートコードは、このプラグインには今のところありません。各記事とページ、及びメインメニュー部分にだけ、そのコンディショナル表示操作ができるだけ。それなんで、ウィジェット部分の操作は、Dynamic Widgetsプラグインで補足しました。

とにかく、このプラグインはモバイル対応もしてて、見栄えもクリーンでシンプル。ユーザビリティ的にも好感を持てるので、今のところ私は気に入ってます。

これからテストユーザーさん達にテストドライブしてもらう予定なので、その後なにか不具合あって記事にする価値があれば、ここでも書いて行こうと思います。あと、まだ完全に日本語化されてないプラグインなので、ゆくゆくは日本語化できたら良いですね。まあ、それはそれで、いつになるかわからんけど。。。

Ultimate Member

主な機能一覧

  • フロントエンド会員登録
  • フロントエンド会員ログイン
  • フロントエンドプロフィール編集
  • フロントエンドカスタムフォームフィールド
  • フォーム項目内のコンディショナルロジック
  • ドラッグ&ドロップできるフォームビルダー
  • 会員登録アカウントページ
  • カスタムユーザーロール
  • 検索可能な会員名簿欄
  • カスタムメールテンプレート
  • コンテンツへのアクセス規制
  • コンディショナルメニュー
  • 会員プロフィールページにおける投稿者の記事&コメントリスト表示
  • モバイルリスポンシブ表示
  • SEO最適化
  • デベロッパー用の専用アクション&フィルターも使用可能
  • マルチサイト相互性
  • Mandrill相互性
  • WPMLのサポート