アメリカはここ、クリーブランド。

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思いついた事なんでも

良妻賢母という呪縛がイクメンをも追い詰める?

。。。と、この記事を読んで、思いました。

その記事がこれ。
【男の孤育て問題】「隣りのリアルパパ」には冷たい現実 #16 —ItMama.jp

「イクメン」なんて言葉を知ってから、日本も少しずつ変わりつつあるのかな~っておもってたけど、この記事を読んでなんだか切なくなりました。育児参加をしてるパパたちの肩身の狭さ、うわべではもてはやされる「イクメン」だけど、変化を受け入れられない古い日本の現実が浮き彫りにされてるな~と。

記事の著者が体験した公園での疎外感。なぜ公園のママ達は「リアルパパ」を受け入れられなかったのか?私がふと思ったのが、「良妻賢母」という呪縛でした。

というのも、ママ友と連れ立って公園に子供を遊びに来るママ達は、たいていは主婦だとおもうんです。そして、みんながみんなそうじゃないけど、たぶんこの体験談中のママ達の夫は育児参加してないのではと、私は思うんですね。

「イクメン」ではない夫をもつ彼女達は、イクメンに対するジェラシーから来る違和感があったのではないでしょうか?それか、「良妻賢母」を信じて疑わない古い考え方をしてるママにとっては、イクメンが公園に登場することは、いわゆる「変人」的にしか映らなかったとか?

とにかく、「ワーママ」が増えてる現代社会にとって、「良妻賢母」イデオロジーは、世の中のママ達を苦しめてる呪縛だとおもいます。女性はこうあるべき、男性はこうあるべき、というような呪縛。これはママ達だけでなく、イクメンたちをも苦しめるものではないかなっておもうんですね。

確かに「良妻賢母」イデオロジーは、アメリカにだってないわけじゃないです。それでも、日本に比べたら、女性の地位はそんな悪くないし、人それぞれというのがメインストリームになってるわけで、男性の育児参加だって普通に受け入れられます。公園ではイクメン君はたくさん見かけるし、私の身内では半世紀ちかく前から、すでにフルタイム「イクメン」をしてる人がいるくらい。

だからか、今回この記事を読んで、まだまだ時代錯誤な日本社会を垣間見た気がしました。

「イクメン」オジサンの公園デビュー。微笑ましいことじゃあ、あーりませんか!
もう少し暖かく見守ってあげましょうよー。
そしたら「イクメン」がもっと増えるだろうに。

。。。と、「良妻賢母」じゃないテキトーかーちゃんは、そんな風におもうのでした。


*上の写真は、大雪が来た先週末。裏庭で、クロスカントリースキーを履いた家のおとっつあんとソリ遊びを楽しむ息子達。

出産は命がけ

ご無沙汰してましたー。ご想像の通り、出産を無事終えて早数週間が過ぎました。なんとか新しいベビーとの生活にも慣れて、心の余裕が少しずつ出て来ております。

そう、予定日に近くなっても、全くもって産気付かんかったワタクシ。巨大化したベビーも心配だし、一度帝王切開してるんで陣痛促進剤を使えない背景もあり、予てから強く自然分娩を目指してはいたけれど、結局は無念にも帝王切開にて出産に至ったわけです。

前回双子ちゃんを出産したときは緊急帝王切開だったんですが、今回は前もって予約してからだったんですね。だからか緊張感も無く、スムーズに病院に出向いたわけですが。。。なんと余裕ぶっこき過ぎて財布を失くしてしまう珍事もありました。幸い心優しい誰かが駐車場で拾ってくれて届出を出してくれてたんですね~。あらま!アメリカも捨てたもんじゃない!などと感心感謝しながら、気持を再度改めて手術に挑みました。

そして、手術は順調に終わり無事出産!9パウンド半、つまり4300グラムちょっと?の巨大ベビーとご対面することが出来ました。双子の息子達も大喜び!リカバリールームで家族とわきあいあいと対面してたんですが、その時なんと予想も付かないような異変が起きてしまったんですね。

先月子供達と訪れたファームパークで出遭った子豚ちゃんたちとママ。双子を授乳してるときは、まさにこんなカンジ(笑)一人だけだともっと人間らしいけどね。

先月子供達と訪れたファームパークで出遭った子豚ちゃんたちとママ。双子を授乳してるときは、まさにこんなカンジ(笑)一人だけだともっと人間らしいけどね。

実は術後、手術室で少し気分が悪くなってたんです。なんだか訳わからない吐き気がして、担当医が体内出血してるかもしれないと言ってました。その発作的な吐き気が再びリカバリールームで襲われたとき、なんかヤバイぞ!的な直感が走り、そうこうしてるうちに意識がもうろうとしていきました。段々呼吸が荒くなって、ほぼ呼吸できない状態に陥り、あれ?マジヤバくね?って思ってると、周りのナースがわさわさ動き出して、お医者も増えて、なんかもの凄くシリアスなシチュエーションになりだしたんです。そう、まるでGray’s Anatomy(え?古い?笑)みたいなカンジ。で、お医者さんから「大量出血してるんで、また止血手術します」って告げられて、意識が段々かすむ中再び手術室搬送されました。そう一番印象に残ってるのは、搬送される間天井を見つめながら「死んじゃうのかな?まさかね~。」なんて自問自答した自分。で、手術台に乗った瞬間意識が無くなってました。

いや、ホント自分でもびっくりでした。まさか2度も手術するなんてね。目が覚めたのは翌日朝、集中治療室(ICU)。そして人工呼吸器の息苦しさと言ったら!とはいえ、麻酔から覚める瞬間って、興味深いですねー。周りのナースたちの会話や雑音は聞こえるけど、なにもできない自分。どんなにもがいても体が動かない経験なんて初めてじゃないかな。

とにかく無事手術は終わり、復活できたわけですが、お医者曰く、体内の半分、つまり7リットルほども出血してたとか。人生初の輸血をしてもらって、世に中の献血者の皆さんに感謝ですねー。こんな経験もう二度としたくないのは言うまでもないですが、いやはや今回は貴重な経験をしたな~とつくづく思いました。まさに、Life is great!生きてて良かった!そんな気持でいっぱいですね。

まだ、完全に通常に戻ってませんが、親孝行(?)なくらい扱いやすい娘は順調に育っております。よく飲むし、よく寝る子!自分も二度目とあってか、双子育児時代に比べたらかなりリラックスして育児してますしね。たぶんこの子で最後だと思うので、双子育児時代では味わえなかった貴重な乳児時代を充分楽しんで行きたいな~と。そう、力む愛娘の顔を楽しみたいですな~(笑)

妊婦が胸を張って生きて行ける社会

。。。がアメリカだなと、改めて最近実感することがありました。

臨月も後半に入りペンギン歩きの私は、誰から見ても「今にも生まれそう」な容姿で、お店や街行く人に必ず声を掛けられます。そう、こんんな会話は日常茶飯事。

あるおばさん「予定日はいつ?」
私「約2週間以内かな」
あるおばさん「あら、もうすぐじゃない!暑いから大変でしょう?性別はもうわかった?」
私「女の子よ」
あるおばさん「女の子は楽しいわよー、私もね。。。(彼女の話がしばらく続く)」

ってなカンジで、大抵は育児卒業したおばちゃんに話しかけられて会話が数分続くんだけど、みんな嬉しいそうに話して別れ際に「涼を取ってねー」とか「神の恵みを!(God bless you!)」とか言ってくれるんですね。

しかも会話だけじゃなくて、お店のレジでは先を譲られたりすることも多いし、駐車場ではカートを戻してくれたりするおじさんや若いにーちゃんにまで出くわすものだから、ああ、この国は妊婦に優しい国なんだな~って改めて思ったのでした。

IMG_1423私は日本で妊婦生活をしたことがないので、ネット上のニュースでしか事情を知ることはないけど、悲しいことにあまり良い話を聞きません。日本の妊婦さんは肩身が狭くて、おちおち電車にも乗れないって。マタニティマーク(妊婦バッジ)でしたっけ?それに纏わる論争や怖い体験話をよくネット上で見かけるんだけど、やっぱり本当なのでしょうか?そういった祖国の冷たい社会の側面を知ってしまうと、なんだか悲しいというか、もう切なくなってしまいますね。

また、妊婦だけじゃなくて、子供連れも含めて弱者には冷たいという話もよく聞ます。それが首都圏だけの話だったらアメリカでもありえるかもって思うけど、実際はどうなんでしょうね。。。私が住む地域は都市ではないし、どっちかって言ったら田舎に近いから、人はみんな弱者に優しいと思う。自分が育った故郷の岩手はどうだろうか?ってふと思うけど、去年帰省した時だけの経験から言えば、子連れの自分が冷たい対応を受けた経験はほとんどありませんでした。むしろ、ローカル列車では暖かく話しかけられたりして、良い経験ばっかりでしたが。。。

とにかく、日本も特に首都圏も弱者に優しい社会になって欲しいなって思うのでした。私が購読してるウェブマガジンIt Mamaの記事にもあったけど、まさに子供は「小さな宝物」だと思うのです。それは「社会の宝物」であって、そんな宝物を宿す妊婦も同じように優しく扱われるべきだと思う。優しく暖かく扱われる妊婦は、しり込みするどころか、胸を張って生きて行くべきだし、それが当然であるべきなのでは?と思うのですが。。。いつになったらそんな社会が日本にやってくるのか、外野で眺めるしかできない私は、ここで一人つぶやくことしかできないのでした。

最後にめちゃくちゃ関係ない話題だけど、写真は2,3日前にやってきた鹿の親子です。それと下の動画は、庭に飾ってるこいのぼりに興味をもった双子ちゃんの様子。
https://www.youtube.com/watch?v=_-98WWtpJUo

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