ADHD(注意欠陥・多動症障害)と睡眠障害

前回の記事でL君の夜泣きについてちょっと書きました。
その後、私が購読しているサイトで興味深い記事を読んだので、今日はそれについてちょっと書いてみます。

うちの子、L君は多動症障害気味です。まだお医者に診断はしてもらってないけど、これも遺伝と聞くので概ね外れではないでしょう。元小学校教諭だったグランマは、いろんな子供たちを相手にしてきたので、その辺の観察力はけっこう当てになります。彼女曰く、L君はかつてのパパ同様に多動症障害気味だけど、注意欠陥にまでは至ってないとか。

そんなL君、つい最近まで夜泣きが毎日続いてました。うちの旦那も幼児時代はよく夜泣きしたらしいけど、その多くは夢見が悪く恐怖で目覚めるパターンが多かったとか。でも、L君の場合は必ずしもそうではないカンジ。確かに泣いてドアをどんどん叩くのだけれど、恐怖で慄くといった形相ではなく、「まだ起きる時間じゃないから、ベットに戻って。自分でちゃんと寝れるでしょ?がんばって!」ってなカンジで説得するとちゃんと寝直してくれるのです。とにかくこんな日々が毎日続いてたのですが、今週あたりからなんと夜通して寝てくれるようになりました。とはいえ、安心はジンクスの元!再発する可能性ありなので、心の準備はしてないといけませんね。

さて、やっと本題に移りますが、多動症障害は多くの場合、注意欠陥症障害とセットでよく耳にしますよね。お子さんをお持ちの方なら必ず耳にする、けっこう有名な発達障害のひとつ。今回私が目にした記事は、そのADHD(注意欠陥・多動症障害)と睡眠障害について書かれてました。記事元は、ねんねコンサルティングのウェブサイト(THE BABY SLEEP SITE™)のブログです。その記事では、ADHD(注意欠陥・多動症障害)が睡眠障害と間違われて診断されるケースがあるという事例をリポートしてました。ちなみに、サイトの代表(Nicole Johnson)はCry-It-Out法(私は実行してるDr.Weissbluth提唱のトレーニング方法)支持派です。

注意力に欠け、じっとしていられず他者の邪魔ばかりをするというのは、病名そのままの病状ですよね。乳幼児だとかんしゃくを起こしやすいのもADHD(注意欠陥・多動症障害)の代表的な症状ですが、実はこれらの症状は睡眠障害をもつ子供にも見られるのだそう。現代医学の現状では、実はこの二つの病気を見分けれる技術と医者が足りないのだとか。よって簡単にADHD(注意欠陥・多動症障害)と診断され、間違った処置を受けてしまうのだそうです。

この睡眠障害、実はいくつかの障害(及び傾向)の総称で、代表的なもので以下のものがあります。(元記事より引用)

  • 歯ぎしり (Bruxism)
  • 睡眠時無呼吸症 (Sleep Apnea)
  • むずむず脚症候群(Restless Leg Syndrome)
  • 単に夜目覚めやすい
  • 感覚処理障害(Sensory processing disorder: 物音・光などに過敏になる障害)
  • 入眠困難

ブログ記事では、ADHD(注意欠陥・多動症障害)と診断されてた6歳児が実はむずむず脚症候群だったというニュース記事を例にあげてました。アメリカでは、この10年でADHD(注意欠陥・多動症障害)と診断される子供が66%も増えてるのだそうです。誤診だけがこの数字の背景にあるわけではないのでしょうが、この数字は大き過ぎますよね。

我が家のL君、今のところ夜泣きなしで落ち着いてますが、実は歯ぎしり持ちなんですよ。特に病気にかかるとそれが酷くって、昼間もひっきりなしにキリキリ~って!ホントに耳障りでこっちがむずむずしてしまうくらいなんです。だから、もしかしたらそれも原因のひとつかな?って疑っているんですね。

まあ、これからまた夜泣きがいつ再発するかわかりませんが、とりあえずこの「平和なひと時」を楽しみたいと思います 😉 。

コメント

  1. Clara さんの発言:

    ADHDは、こちらではOverdiagnosedですね。治療薬のAvailabilityとの関連があるのではという気もします。石の床のうえにブランケットもなく、オイルサーディンのように家族全員で寝ているような村に行くと、夜鳴きのComplaintは親御さんたちからほとんどきかないんです。それ以外の生活が厳しすぎて気にならないのか、本当にないのかはわからないのですが。L君とお母さんとの落ち着いた日が続くことを祈っております。なが~い目でみたら、短い期間だったと思える日がくるといいですね。

  2. Clara さんの発言:

    あはは、「夜鳴き」になってました、すみません。「夜泣き」でした。

    1. endunham さんの発言:

      Claraさん、大丈夫ですよー。

      そうですね、ホントこちらのADHDはおっしゃる通りOverdiagnosedだと思います。
      ずいぶん前にPBSのドキュメンタリーThe Medicated Childを観たんですが、とってもショッキングでした。薬、薬で症状が治るより、違う問題(うつ病とか)が出て来てまた薬。医者は簡単に次から次へと薬をだして、子供は薬付けでまるでゾンビ状態なんです。

      日本もADHDが増えてるとちらっと耳にしたんですが、アメリカの状況みたいになりつつあるのでしょうかね。私はできれば薬に頼らないようにしたいです。

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