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第38回クリーブランド国際映画祭

share_fb38_square10日間の開催期間を終え、3月30日に閉幕したクリーブランド国際映画祭(Cleveland International Film Festival)は、今年で38回目になるそうです。今まで観客として時折参加して来たわけですが、今年はなんと通訳として初めて参加して来ました。緊張と不安でいっぱいだった今回の大仕事。結論から言いますと、かなり思い出に残る楽しいひと時でした。特に私は現役から遠ざかってる主婦ですから、毎日の日常からかけ離れた今回の経験はアドベンチャーであり、これからもずっと心に残る貴重な思い出になったと思います。

改めてこうした素晴らしい機会を与えてくださった、依頼主であり映画監督の小野寺昭憲さんに感謝です!そして、小野寺さんと引き合わせてくださったJANOにも感謝ですね!それと一緒に活動してくださった知人にも大感謝!ホント彼女にはずいぶん助けてもらってばかりでした。彼女がいなかったら、どうなってた事か。。。とにかく、皆さんの協力で無事終わった映画祭。やっぱり私は人と関わるのが好きなんだな、そしてなによりも映画が大好きなんだなって、今回の経験でさらに実感したわけです。

映画『特攻志願』(C) Kart Promotion Co.,Ltd.

映画『特攻志願』(C) Kart Promotion Co.,Ltd.

さて、通訳としてお世話させて頂いた映画監督の小野寺昭憲さん。過去にも国内外のいろいろな映画祭で作品が上映されている実力派の若手監督さんです。今回クリーブランド国際映画祭では、彼の短編映画『特攻志願』がコンペ部門でノミネート上映されたとの事で、クリーブランドに短期間滞在されてました。

この短編映画『特攻志願』、映画祭の上映時ではじめて観ましたが、とにかく涙なしには見れない作品です。私は恥ずかしいことに、無知と言って良いほど日本史に疎い人間なので、70年前に実際に起きた悲劇には驚きで言葉が出ませんでした。そして、やっぱり戦争とそれによって起きた悲劇は決して繰り返していけない、そんな風に改めて強く感じた作品でした。日本では未公開ということなので、これから日本でも是非公開され、現代の若者たちにもこの映画のメッセージが伝われば良いなと思います。

そして、これからも世界を舞台に小野寺昭憲さんが大活躍されることを願ってます。もしかしたら、いつの日かアカデミー賞授賞式の舞台で見かける時が来るかも?そんな風に夢を膨らませながら、今後の活躍に期待したいですね。

『アキレスと亀』を観た

なんだかまたしても最近、古い話題を書いてるような気がしますが… 😳

さて、3月29日までクリーブランドで国際映画祭(Cleveland International Film Festival)が開催されていました。実はワタクシ、この地に8年も住んでいながら、この大きなイベントに足を運んだのは今回が初めて。そう、北野武監督の『アキレスと亀』を観るために行って来たんです。

まず最初に、この映画祭の規模の大きさにとにかく圧倒!33年もやってるんですねー。歴史あるわけだから、そりゃあデカイわな~なんて思ったり。っていうか、きっちりシステム化されてる運営形態とか、ウェブサイトの構造とか、印刷物の内容とか、そういう内部事務的なところに目が行って、思わずうなってしまったわけです。大きな組織(Cleveland Film Society)がバックに付いてるって、こんなに違うんだな~って思ったり。いや~、ホント学ぶところがいっぱい。 😮

とにかくそれは置いといて、肝心の映画の方ですが、ひと言で言って「よかった」です。私はとりわけ、北野監督作品のファンではないけれど、なんですかね~。しんみり来るっていうか、現実味があるというか… 「負け犬は負け犬のままだけど、だから何?誰が気にするって?」みたいなメッセージ性もあったし。「死」と「芸術」とか、人間の極限とか、なんかそういうものも感じた作品でした。 続きを読む

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