たぶんここでもちらっと書いてたからご存じの方もいると思うけど、実は去年の3月くらいから本気で就活を始めてました。

で、就職できたかというと?

いえいえ、まだまだ😅

やっと第一回目の求人応募を済ませたばかりですよ。

はい、就活活動を始めて以来初めてちゃんとレジュメ(履歴書)とカバーレターを送って応募 したんです。

そこで、あれ?そんなの何度もやってるから珍しい事じゃないよね?あえてブログ記事にする意味ってある?なんて思う方もいるかもですね。

でもね、私にとっては特別だったんですよ。大きな大きな人生の第一歩だったんです!だって、初めて自分でリサーチし、就活ガイド本も数冊読んで、自分の言葉でレジュメとカバーレターを書いたんですもん。

正直こんなに就活に力を入れたのは、数十年ぶりですよ、数十年ぶり!

私、アメリカ在住25年ですから、かつて就活をした事はもちろんありました。でも恥ずかしいことに、結果は大惨敗だったんです。結局どこの企業にも雇って貰えなかったというのが厳しい現実だったんです。

その後、幸か不幸か、大学の恩師のお誘いがあり、アシスタント職を得ることができました。そして、アシスタントをしながら、ウェブデザインの独学を積み、とりあえずフリーランスの仕事にありつくことはできたんです。

それから、口コミから色々な縁に恵まれ、大金を稼げるほどではないけど、とりあえずフリーランスウェブデザイナーという職業を語れる程度にはなっていたんですね。

そう、双子が生まれるまでは。。。

双子が生まれても、できる範囲内で仕事はしてたけど、積極的に就活なんてやっぱり無理ですよ。だから小さなプロジェクトを粉しながら、事実上は主婦のように家事と育児に大忙しな毎日を送ってました。

そして、パンデミックも終わりやっと!娘も小学校に上がり、やっとまとまった時間ができました!ということで、就活を本格的に始めたというわけです。

さて、肝心の「なにを学んだのか?」というとですね。一言で言ってこれですね。

就活は忍耐

どの就活ガイド本を読んでも、これは強調されてるポイントだと思いました。忍耐無くしては成功はないという事なのだと思います。

それと、就活のスキル

仕事の探し方、職業系ソーシャルメディアの使い方、レジュメの書き方、カバーレターの書き方、インタビューの受け方、そして応募する仕事の選別の仕方などなど、就活における重要な知識を熟知してないと成功はないという事のようです。

まだ成功もなにもしてないので、全くもって説得力ないと思いますが、今までそういった就活スキルについて深く考えもしなったので、今回いろいろ本や専門サイトで勉強して、突然霧が晴れるような気持ちになりました。

そりゃあ世の中そんな事までしなくても、知人や友人の紹介であっさり就職する人もいますよ。事実、アメリカは結局コネ社会ですからね。誰かの紹介というネットワークはかなり強みがあります。

でも、私はそういった特権はもってません。しかも、ウェブデザイン業を続けるか迷ってましたから、キャリアチェンジも視野に入れ、一から学ぼうと自分で決心したのです。

側から見たら、一年半もなにしてたの?と言われそうですよね。でもね、幼児ほど手がかからないとはいえ、家事と育児を両立しながらの就活は時間が掛かるものなんですよ。近道なんて、コネでもない限りありえないんです。

それに、自分が納得いく就活をしたかったんです。幸運なことに、夫が毎日我が家のために稼いでくれてますから、なにも焦って就活するという状況ではありません。じっくり次のキャリアを考慮し、自分が人生でなにをしたいのかを考えながら就活しようと思ったんです。

だから焦らずゆっくりこの一年半、就活ノウハウの勉強に勤しんできました。

正直この一年半は楽しかったです。たまに焦る気持ちにもなったけど、概ね学ぶこと自体が楽しかったですね。二十数年前の就活は辛かったから、本当に天と地の差ですよ(笑)

人間というのは、心の余裕があると人生の捉え方が変わってきますよね。あんなに惨めだった二十数年前の就活が、今や懐かしくも感じ、あれもあれで人生に必要なプロセスであったとポジティブに受け止める事ができてます。これはまさに失敗から学んだ教訓でもあるのでしょう。

今回応募した求人がうまくいかなくても、おそらく私は落ち込むという事はないと思ってます。なぜなら「勉強し挑戦する」プロセスを楽しみ、それを自分の糧にしてるからだと思います。自分の糧になったものは、自信へと繋がります。そして、「自信」こそ揺るぎない行動への原動力であるからです。

息子がある日、「どうして自分はこんなに頑張ってもプロみたいにうまくなれないのだろう?」と呟きました。そこで、私はこう強調しました。

「練習したり、学んでいる過程にフォーカスして、それを楽しむようにしてみては?」

まだ人生の経験が浅いティーンだから、納得がいった様子はなかったけれど、いつかその意味がわかる時が来ると、私は信じてます。

最後に、最近興味深いNPRのポッドキャストに出会ったので、ここで紹介しておきますね。英語なので、ある程度英語がわからないと理解できないと思いますが、興味がある方はぜひチェックしてみてください。

大まかな内容は、「失敗」というものをあらゆる面で化学的に分析・考察し、ケーススタディと共に「失敗」と「成功」の関連性の謎を紐解くといったものです。

これを聴いて、なるほど!と感嘆し、「なんだ!自分の人生って失敗ばかりだったけど、そんなに悪くないじゃん」と思えるようになったんですね。特にパート4のエピソードは、聞く価値がかなりありました。

英語を母国語としない在米日本人にとって、就活は大きなハードルだと思います。でもコネもない人たちにとっては、努力なしでは超えられないハードルなのが現実です。

そのプロセスは大変だけれど、できだけそのプロセスを楽しむにようにしてみてください。結果ではなく、そのプロセスを楽しむことにより、先に進むことができるのは確かです。

さあ、また勉強にもどりますよ〜。お互いがんばりましょう!