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我が家の愛犬(たち)の話題

さよならベラ

ご無沙汰しております。またしても2ヶ月ぶりの更新ですね。

気が付くと長い長い夏休みも終わり、こちらでは新学期が始まっておりました。

さて、実は夏休み後半の出来事について途中まで書いていたんです。でもその記事を書き終わる前に、私たち家族にとって大きな出来事が起こってしまいました。それについて、ちょっと書いてみます。

我が家のペット犬を覚えてますでしょうか?名前はベラ。子供達が生まれる前から、このブログを見守って下さってる方なら聞き覚えがあるかもしれません。

ベラは、2009年2月に生まれたと推定される雑種の犬です。2009年12月に、動物保護施設から譲渡してもらい、我が家にやってきました。当時9ヶ月の子犬で、先代クロが悪性リンパ腫で亡くなった数ヶ月後に、我が家のペットの三代目として、残されたハチの妹分パートナーになりました。

スレンダーな容姿で綺麗な模様がある毛並みなので、道ゆく人達によく可愛いと褒められる子でした。若い頃はやんちゃで気が強いので、人間以外にはあまり愛想はよくなかったのですが、歳を重ねるうちに落ち着き始め、白内障を患う頃にはすっかりお淑やかなお嬢に成長してました。

そんな彼女でしたが、実はこの週末、虹の彼方へ旅立ってしまいました。享年14歳半。人間の年齢に換算すると102歳半です。100歳以上なんて大往生ですよね。まさに凄く長生きしたおばあちゃんですよ。

つい一年半前までなんて、庭でリスを追いかけ回すほど元気だったんです。大雪が降った翌朝なんか、年甲斐もなくグルグル庭を駆け回ったりしてね。一年検診で獣医さんに診てもらう度に褒められるほど、年齢の割に元気な子でした。

しかも、去年の今ごろにも、老犬が一般的に患う前庭疾患(=Vestibular disease: 平衡に異常を来す症状)を発症してたのですが、数ヶ月後にはすっかり回復し、普通の生活に戻ってたくらい頑丈な子だったんです。

とはいえ、やっぱり歳には勝てなかったのでしょう。今年の6月ごろから徐々に食欲が減り始めたんです。同時に、軽度の嘔吐と下痢をときおり繰り返してました。レントゲンや血液検査をしても、これという確定した病気は見つかりませんでした。その後、赤血球の減少が著しいから、エコー検査でもっと詳しい原因がわかるかもしれないと言われました。

でも、その時点ですでに、彼女の食欲は悪化するだけで、食欲増進剤をもらっても改善せず、彼女の体力は日に日に落ちいていく一方でした。そこで、これ以上の彼女への負担と医療費をかける意味は何か?と、私は自問自答してました。

結局このエコー検査はせず、また試験的な治療としてステロイド薬投与も勧められましたが、副作用による更なる体への負担を心配し、治療はしないことを決意したのです。

そして、レントゲン検査のちょうど2週間後、ベラは自分でベッドから起き上がることが出来なくなりました。なにを与えても殆どなにも食べようとしません。犬用おやつをほんの一欠片食べた程度。水も前ほど飲まなくなり、亡くなる日の朝は全くなにも口にしませんでした。

犬のクオリティーオブライフは、飼い主との触れ合い、元気に駆け回れること、自分で用を足せること、そして満足行く食事と睡眠だと言われてます。それが犬として幸せに生きてると言うこと。

でも、それが出来なくなった時、犬は本当に幸せなのか?

先代犬ハチもクロもクオリティーオブライフを失った時、私たちは人生でもっとも辛い決断を迫られました。誰だって自らの手で愛犬の命を断ちたいわけではないです。もしかしたらまだ回復する可能性はあるかもしれない、もしかしたら今じゃないのかもしれないと迷います。

それでも、食いしん坊だったかつての彼女は、もうそこにはいません。甘えん坊だったかつての彼女は、私たちを目で追う事すらできません。ただただ横になって、荒々しく息をしてるだけです。痛みと必死に闘ってる惨めな彼女しかいません。

そんな痛々しい姿を見ていて、私はもの凄く苦しくなりました。もう楽にしてあげたいという思いでいっぱいでした。14年以上も頑張ったからもういいよね?

すっかり痩せ細った彼女は、土曜の午後、静かに眠るように穏やかに逝きました。

「後悔があるか?」と問われたら、「ない」と答えるけど、「罪悪感があるか」と言えば、ないとはいえません。それはこの決断に対する罪悪感ではなく、元気な時にやりたくても出来なかった色々な事に対してです。

とはいえ、今や仕方なかったとしか言い様はないですね。それより、14年以上も一緒に生活できたからそこに焦点を当て、これでよかったのだと自分に言い聞かせるしかありません。

たったの3日前に起こった事なので、まだペットロスの状態ですが、ここで書く事により気持ちが浄化されるのであえて書いてます。

生まれた時からベラを溺愛してた娘は悲しみに暮れてましたが、昨日はベラのベッドにメモリアルを作り、彼女なりにヒーリングプロセスを進めてます。そんな姿を見て、子供というのは自己治癒力が凄いなと感心してしまいます。むしろ私の方が、ダメージをかなり受けてるのかもしれません。

たとえ失った愛犬は3頭目だといえ、辛いものは辛いですよ。彼女がまだそこに居るのでは?と錯覚しては、涙が溢れてきますから。

これから娘とベラの思い出アルバムを作る予定です。ぬいぐるみも作ろうと話してました。

なんとかヒーリングプロセスに打ち込もうと思います。

あとは時間しか解決してくれませんからね。

がんばります。

安楽死、さよならハチ。。。

元気だった頃のハチ。2009年撮影。

元気だった頃のハチ。2009年撮影。

こちらはLabor Day Weekendということで、只今3日間の連休中です。
なんだかんだと忙しくなって、本当はブログの更新なんてしてる場合じゃないんですが。。。
どうしても今書いて置かないと気が済まないので、眠い目をこすりながらこの記事を書いています。

実はつい5日前に老犬ハチが天国へ旅立ちました。享年10歳という人間でいうと70歳という若さ。シェパートの雑種で大型犬でありますから、長生きは決してしないと聞いてましたが、10歳という寿命は微妙に短過ぎますよね。とはいえ、彼の場合7歳くらいからすでに関節炎を患ってましたから、この2年は散歩を諦めたのをきっかけに、どんどん老化が進んでいたわけです。そして去年の夏、最初の脳卒中が彼を襲い、彼の健康状態はどんどん悪化して行きました。まっすぐ歩く事が困難になり、関節炎も重くなり、歩くたびに何度も転んだり、庭でトイレする際も転んだり、そんな状態が一年くらい続いてました。でもよく食べるし飲むし、呼べば頑張って歩いて寄ってくるし、客人や騒音にも元気に吠えるし、まだまだ彼なりにエネルギーはあったんですね。

生まれたばかりうちの子達にやさしく鼻先を近づくハチ。2010年撮影。

生まれたばかりうちの子達にやさしく鼻先を近づくハチ。2010年撮影。

ところが8月に入って、第二の脳卒中が彼を襲ったのです。食欲も無く水も飲まずの日が続き、初めてベットでお漏らしをしてしまいました。物凄く罪悪感に満ちたあの表情。。。今でも忘れません。ああ、もうダメかな?って思い始めた矢先、突然彼は食欲を取り戻し、再び自力で立ち始めたのです。私たちの支えがあれば、自力で庭に行き用を足すことが再び可能になったのです。「偉いぞ!ハチ!」ってみんなで喜んでました。彼なりにもっと生きたい、私達を喜ばせたい!って思ったのでしょう。本当に誰よりも従順で忠誠心にあふれた子でしたからね。

そう、そんな日々が約2週間くらい続いてたのですが、 続きを読む

関節痛と下克上

子供たちが生まれてから、ずいぶん影が薄くなった我が家のわんこ達。頑固オヤジ度が増すばかりの大御所ハチと相変わらず精神的に成長しないベラちゃん、とりあえず2匹とも元気ですが、ハチの関節痛(Arthritis)が最近どうも調子悪いのです。それに伴いベラちゃんの度重なる下克上。まあ、そんなこんなな話題を今日はちょこっと書いてみます。
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