ハリウッドを拒否した情熱とリスペクト

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「The Sparrow 」本のジャケット画像

今日は私のクライアントについて書いてみます。そのクライアントこと、メアリ・ドリア・ラッセルさんはクリーブランド郊外在住の著名なベストセラー作家で文学界の賞を多数受賞されてる方。そして、彼女の処女作「The Sparrow」はなんと映画化話が浮上したほどです。この本の映画化権を取得したのはあのワーナーブラザーズで、ブラッド・ピットのプロダクション会社Plan Bのために取得したとか。ブラッド・ピット主演でなんて話もあったくらいなんですが、先日その話に陰りが出たことを彼女のブログで知りました。

私の義母さんは彼女の作品の大ファン。そして、うちの旦那も2度も読んだくらいこの「The Sparrow」とその続編「Children of God」を絶賛しています。内容はかなり奥の深いSFドラマで、とにかく読者の期待を裏切らない作品とか(詳細はウィキペディアのここを参照してください。)。ちなみに日本でもどこかの編集社が数年前に翻訳権を取得したらしいですが、今だ翻訳版は未出版のままのようです。私もずっと読んでみたいなと思いつつ、英語活字を読むまで腰が上がらず数年経過 😳 。。。だから映画化されたら絶対観たいなと思ってたんです。

今回この映画化の進展状況を知り、正直とっても残念でした。でも、彼女の記事内容を読んで納得したというか、かなり感心もさせられました。彼女が決断に至った主な理由は、つまりこれ。

原作小説を慕う読者を裏切りたくない!

2010年、彼女は著名な放送作家カレン・ホール(Karen Hall)と共同で脚本作りをして、映画化実現が着々と進んでいたよう。でも今回の記事をみるところ、ワーナーブラザーズ側がマイケル・サイツマンの脚本を市場に出すことを申し立て、彼女は同意できずそれを断ったようです。(すいません、全文日本語訳して紹介すれば良いのでしょうが、詳しい内容は彼女のブログを参考してください。)

果たして今回の一件は映画化話が完全に白紙に戻ったのか、それとも一時中断状態になってしまったのか、記事内容を見る限り私にはわかりません。だから少なからず映画化話がまた再浮上し、本格的に製作へ再び動き出すのではという期待もあったりしてます。でもこれだけは言えますね。彼女の作品への思い入れと情熱は読者ファンをリスペクトし、そしてなによりもそれを大切にしてるんだなって。今まで一緒に仕事をして来て感じてましたが、この決断は彼女らしいというか、聡明的な彼女を反映してるなと思いました。

文学全般に詳しい義母さんは、彼女の決断をとても絶賛してました。彼女曰く、過去に多くのベストセラー小説が映画化されたけれど、いったいどれだけの作品が原作と等しい結果をもたらしたか疑問だと。確かに映画は大コケっていうケース、文学に詳しくない私でも頭にいくつか浮かびますもんね。

メアリーさんがブログで述べてましたが、今の映画市場はこれなんだそう。
SFアクション映画は大きな市場があるけど、SFドラマは難しい。

果たしてSFドラマが売れる時代はやってくるのか?それとも、それは映画の質によるのか。素人の私には全くわからないけど、いつかきっとこの作品が銀幕を飾ることを夢見てます。

あ、それより早く原作読まないと!
ってか、日本語翻訳版!早く出版してくださーい 😐 。

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